第46回 起業してすぐに成果が出る人と出ない人の差は?
目次
「起業に向いている人の条件」って本当にあるのだろうか?
バカデキマーケティングの酒井です。
46回目は「起業してすぐに成果が出る人と出ない人の差は?」と題して、個人でビジネスを始める方を例に、成果が出やすい人と出にくい人の差を突き詰めていきます。
では早速ですが質問です。
「起業に向いている人の条件」ってあると思いますか?
私なりの結論は後ほどお伝えします。
起業に向いている人ってどんな人だろう?
まずはじめに考えてみたいことは、「起業に向いている人ってどんな人?」についてです。
今回は上場企業を目指して会社を立ち上げるような方ではなく、自分のスキルや経験を生かして一人でビジネスを始めた、もしくは始めようとしている方のことを考えてみます。
ちなみに総務省の統計データでは日本の法人数は約170万社で、個人事業主は240万社あるとのことです。
つまり会社を立ち上げてビジネスをしている人より、個人事業主としてビジネスをしている人の方が多いんですね。
なので個人でビジネスをしている人を例にとって考えようと思ったわけです。
まあ従業員を50名以上抱えている企業の社長さんのことを知らないからでもありますが。。。
では本題に戻りましょう。
起業に向いている人の傾向ってあると思いますか?
では例えばこんな方はどうでしょう?
●行動力がある人
●ビジネスアイデアが次々に浮かんでくる人
●資金を多く持っている人
●人脈が豊富な人
数え上げればキリがないくらい、起業に向いていそうな人浮かんできますね。
どれか一つ以上は持っていないと起業なんて出来ないという意見もありそうですが、今回はすぐに成果が出そうな人と出そうでない人という切り口で考えてみます。
どうでしょう?
すぐに成果が出そうな人ってどんな人でしょうね?
私は今まで多くの起業家さんや社長さんと話をしてきて、上手くいっている方の共通点を探してきました。
で一つ言えるのは、「いい意味で自分の都合のいいように話を進める力のある人」は成果が出やすいと言えそうだということでした。
起業に向いてない人ってどんな人だろう?
では逆に起業に向いていない人について考えてみましょう。
例えば、
●安定した生活資金を得たい人
●独立してまでやりたい仕事がない人
●開業資金を貯めることができない人
●自分には独立できるほどの能力がないと思っている人
こちらもキリがないですね。
ちなみに私はサラリーマンを20年以上はやっていましたが、常に独立したいと思っていました。
でもいざ起業しようとしても、なかなか踏み切れないんですけどね。
その中で特に大きかった理由がお金です。
収入がなくなる可能性があるのですから、怖くなるのも当たり前ですしね。
でも、もしすでにお客さんがいる状態ならどうでしょう?
つまり売上が上がる状態で起業するとしたらということです。
例えばあなたが美容師さんだとして、すでに指名してくれるお客さんが何十名もいれば、独立してもやっていけそうです。
すぐに成果の出る起業家の条件が一つ、見つかった気がしますね。
じゃあ全くお客さんがいないとして、起業に向いていない人ってどんな方でしょう?
私は逆説的な言い方ですが、「自分の都合のいいように話を進められない人は成果が出にくいので起業には向いていない」と感じます。
特に営業をされていない方は商談にも慣れていないでしょうから、余計に起業には向かないといえそうですが。
起業に向いていない人は起業しない方がいいのだろうか?
だったら起業にむいていない人は、サラリーマンをし続けるしかないのでしょうか?
ケースバイケースなので一概には言えないのですが、あえて極論をいえば「起業したいのに起業しないままだときっと後悔しますよ」とだけはお伝えしておきます。
起業について少しでも興味や関心があるからこそ、この記事を読んでもらっているんだと思います。
だとしたらやはり独立してやりたいことがあるのではないでしょうか?
自分の本当にやりたい仕事があるから起業を考えるのでしょうからね。
実はそれは立派に起業家精神だと言える気がしますし、起業するのに必要な条件の一つだと思います。
ただ安易に起業するのは反対です。
独立するにしても、家族や友人と相談したりしながら、後悔の少ないであろう決断をするべきです。
間違っても「独立開業ノウハウを学べるプログラムを受講するから」とか、「収入を上げる方法を教えてもらったから」という理由では独立しない方がいいですよ。
私もそういった講座やプログラムをたくさん受けてきましたが、全員が成功できるわけじゃないことだけは知っておいた方がいいですよ。
起業に必要なことって一体なんだろうか?
ではそろそろまとめに入りましょう。
先ほど起業する前にお客さんがいればすぐにでも売上が上がるという話をしました。
そういう意味ではサラリーマンをしているときに、独立後にお客さんになってくれそうな人と仲良くなっておくというのは、とてもいい作戦だと言えそうです。
ただ会社と揉めないようにだけ気をつけないといけませんが。
今回はお客さんがいない状態で、なおかつ一人でビジネスを始める起業家さんについて考えています。
そのために起業に向いている人と向いていない人のことをそれぞれ見てきました。
そして結論としては、起業してすぐに成果が出る人と出ない人の差は、【自分の都合のいいように話を進められるかどうかが大きい】ということをお話ししてきました。
都合がいいように話を進めるというと、相手の都合に関係なくというニュアンスがありますが、もちろんそれではダメでしょうね。
だって次から商売してもらえないでしょうから。
相手だけが得をするような話には誰も賛同してくれないですよね?
このことから導けるのは、自分の都合のいいように、つまり売り上げにつなげることや有利な条件で取引してもらう商談ができる人は成果は出やすそうです。
ただ自社の都合だけを優先すると、だいたい相手に嫌われるのでくれぐれも注意が必要です。
やはりWinWinの関係を結ぶ前提で、自分の都合にできるだけ即した話の進め方をできることが、成果に直接関わってくる言えそうです。
その意味で営業経験者は有利なんですよね。
結局どうしていけばいいのだろうか?
じゃあ営業未経験でお客さんがいなくて、自分の都合のいいように話を進めることが上手くできない人はどうしていけばいいのでしょう?
もしかして独立したのに専門外の営業スキルを身につける?
まさか今から独立する予定の業種の会社に再就職してお客さんを見つける?
確かにそれも一つの方法ではあります。
でも未経験のスキルを、しかも専門でもないスキルを学ぶのに時間とお金を使いますか?
その選択は起業家として正しいのでしょうか?
ご自身が営業マンとして独立するならいいのですが、例えば私のようにWEB集客のアドバイザーやコンサルタントになりたい方が、営業スキルを身につけるためにお金と時間を使うのもナンセンスに感じます。
それにコンサル会社は学歴を重要視する傾向が高いと思われるので、年齢やそれまでの経験でアピールできなければ再就職も難しいでしょう。
そしてコンサル会社はお客さんを囲って独立できないように、規約などで縛ってくる可能性が高いです。
つまりお客さんを得た状態で独立すると言っても、かなり前から考えておかないと実際には実現できないのです。
そこで私がこれなら起業してなるべき早く成果が出ると思える方法を紹介します。
それはサラリーマンの時点で起業してしまう方法です。
まあ副業とも言えますし、週末起業といったスタイルの独立ですね。
起業してすぐに成果を出せる人はだいたい営業経験者で、しかも結構ハードなノルマをこなさないといけない業種の方が多い印象です。
そういった職種を経験している方は、概ね商談がうまく、いい意味でも悪い意味でも自分の都合のいいように話を進めることが上手いです。
つまり売上をあげられる人なんです。
でも、もしあなたが営業が苦手な場合や押しが弱いなど成約することが上手くできないのであれば、彼らのような方法論を用いて成果を求めること自体が間違っています。
今の自分にあった集客スタイルを作り上げるために時間を使うことが大切だと言いたのです。
そして集客するにしても実績を示す必要が出てきますから、その実績を作るためにもいち早くビジネスを始めてしまうのです。
私も起業する前から副業でビジネスをしてきました。
なのでその大変さも知っています。副業や週末起業というと聞こえがいいですが、寝る時間や趣味の時間を無くすのですから、それほど簡単ではありません。
それでもこの方法を取る方がいいと今でも考えています。
なんせ無収入になって集客もできないとなると死活問題になりますよ。
余談ですが、セミナーや本を過信しすぎないことも大切です。
実際に起業してみなければ学べないことや知ることができないことも多くありますから。
もし起業・独立を考えている方は今すぐにでもビジネスを始める方法を考えてみてください。
そしてすでに独立したけど知り合い以外にお客さんがいない方。
いち早くこれまで交流がなかった方にアプローチを始めるために集客プランを考えてください。
それもWEBを使う方法と使わない方法の両方が必要なので、その点についても注意しながら進めてください。
もし困ったことがあれば相談には乗らせていただけますよ。
気軽にメッセージをください。
メッセージありがとうございました。