もしもシャアザクに乗りたければ早口にならないと
私は赤が好きなのですが、
それはきっとシャアの影響だろうと思うと、
いかに周りから影響を受けているかが、
ちょっと怖くなっている迎客デザイナーの酒井です。
シャアザクはご存知ですよね?
シャア専用の赤いモビルスーツのことです。
ファーストガンダムの導入部分で、
仮面をして洒落たヘルメットをかぶったシャアには、
真っ赤な専用のモビルスーツが与えられています。
なんとも萌えるシチュエーションではないですか。
男子たるもの、やはり自分が主人公
(シャアは主人公のライバルですが)
でありたいと願うものですから、
私にとってはシャアのしたたかでいて
冷血さの中にも悲哀の感じられるパーソナリティに
心惹かれたんだと思います。
なので彼の乗る赤いモビルスーツが特別である事が
刺さったんでしょう。
そのシャアザクは通常のザクの3倍の速度だそうで、
ルウム戦役ではシャア一人に5隻の戦艦が撃破されるほどの
高性能ぶりです。
でもよくよく考えると、シャアザクに乗るのは大変だって思います。
何しろ3倍の速度ですから、操縦も3倍の速度が必要です。
よね?
画面で見る限り、それほどの速度で操縦している感じは
しないのですから、きっとシャアザクの操縦補助機能が
優れているのでしょう。
ただし操縦はシステム的に補佐してもらえたとしても、
判断の速度についてはそうはいかないはずです。
当時はサイコミュなどの脳波なとの信号を
直接操縦に活かすようなものが無かったので、
シャアは通常のひとの3倍の速度で思考しているはずです。
という事は、相当早口だったんではないかと・・・
思考は言語ベースで行いますから
言語化しないままの思考をモビルスーツに
伝えられない以上はそうせざるを得ないと思います。
それに、周りは1/3の速度ですから、
スローモーションのように感じるはずです。
堤幸彦監督のスペックに出てくる一 十一(にのまえ じゅういち)
(神木隆之介)のように時間を操っている状態と近いでしょう。
しかも相手は止まっている訳ではないので、
見方に当たらないようにするのも一苦労ではないかと思うのです。
もしシャアザクに乗ろうとすれば、
これらの難関をくぐり抜ける必要があるのですから、
シャアは間違いなくニュータイプなのでしょう。
もっともアムロはそのシャアを凌駕する能力を
発揮したのですから、この2人の戦いは BLEACHでいえば、
一護と藍染惣右介の最終決戦レベルのバケもの大戦の様相を
呈していたのでしょう。
もう目にも止まらない。
目の前から消えたように思う。
こんな感じで周りとは別次元の動きをしていたのですね。
もし私がシャアザクに乗ったら、
きっと数秒で味方機に当たってゲームオーバーになります。
主人公にはなれそうもないですが、
裏方としてならいろんな方の役に立っているので
これからも後方支援に徹しようと思います。
では今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございます。