本気だったら出来るでしょう!?
珍しく一日中の雨で空気が、
心持ち重く感じている迎客デザイナーの酒井です。
今日は昨日のテーマの続きのような話をしようと思います。
よく起業塾などといった名前の付いている
新規事業立ち上げのアドバイスをしてくれる講座や
コミュニティで聞かれそうなフレーズに
「本気になってないからやらないんですよ!
今本気を出さなくていつ出すんですか!」
といった励ましとも脅しとも取れる内容の言葉があります。
この言葉、確かにその通りなんです。
起業って文字どおり業を起こすことなので、
大変なエネルギーを必要とします。
物理的に動くエネルギーはもちろんですが、
それ以上に精神的なエネルギーが大量に消費されると思います。
それは未知の世界に足を踏み入れて行くのですから
当然なのですが、様々な決断や思考を次々に要求されるので、
普段は経験していないような脳みその労働量が、
普段とは違う疲れを連れてくるからでしょう。
起業を成功させることをコミットメントしている
コンサルタントや講座では、あなたが成功するかどうかが
評価の分かれ目になるので相応のエネルギーでぶつかってくるでしょう。
しかし先の話の通りで、
初めてのことばかりを考えていきながら、
その時々で判断を迫られるといった、
普段は経験していないことを行っている時に、
そんなに厳しい言葉は、苦痛といっても言い過ぎでは無い印象を
植え付けているのでは無いかと感じてます。
そんな心が弱ってる時に、
「本気になってないからダメなんだ」
といった言葉を投げつけられると、ホントに辛いんですよね。
人格否定とも取れる言い回しになってる時があると、
年に関係なく泣きたくなりますから。
彼らも良かれと思っての投げかけでしょうし、
本気だからこそあえて厳しいことを言ってもらえてるのでしょうが、
私は相手の状況をもう少しデリケートに観察した方がいいと感じています。
おそらくこういったことを言える人は、
こちらのことを本気では無いと思っているのでしょう。
彼らが言う「本気」を出している人とは、
多分に私の憶測が混じりますが、
がむしゃらとか命を削ってなどと表現できるような、す
ぐに行動する、失敗しても決してあきらめない、
少年マンガの主人公のような不屈の精神を持っていることを
意味していると思います。
でも世の中にはそんな人はほとんどいないんですよ。
新しいことを立ち上げるのですから甘えは禁物です。
でもそんなバリバリと物事をこなしていく人を基準に考えると、
それについてこれない人は劣等感を持ったまま、
自分を否定しながら生きていくことにもなりかねません。
なので私はそういった厳しいことは、
話すタイミングとその話をした時の相手の精神状態を
よく観察するべきだと考えてます。
これは時には甘えも必要だと言うのではなく、
過度に精神的に追い込んでも裏目にでるかもしれない
という考えなのです。
もちろん反論はあると思いますし、
これが正解というつもりもありません。
ただ、私は精神的にタフとは言い難いタイプなので、
そんな人の気持ちがよく分かるんです。
というか自分なら傷ついて萎縮するかもしれないなぁ
というお説教?をたまに耳にするので、
どんなつもりでそんな言葉を投げかけているのかと、
ヒヤヒヤしてしまいます。
何事もですがいきなり変えようとすると歪みが生じますよね?
私はあなたなりに本気になれる方法を
模索するのが賢明だと思いますよ。
では今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございます。
追伸
いつになく真面目な話を書いていたからか、
電車を乗り過ごしてしまいました。
今折り返しの車内で揺られながら書いてます。^^;