ヒット商品を自分で生み出すコツ 9
昨日に続き今日も行列に並ぶことになったので、
どうせならその間に今日の分を書こうとしている矢先、
順番が回ってきそうで焦り出している迎客デザイナーの酒井です。
今日は郵便局に並んでます。
私が訪れているのはキー局なので、
土日祝に関係なく受付してくれるんです。
今はその時間外対応窓口に並んでます。
ふと振り返るとすでに10名くらいのお客さんが並んでいて、、、
ってなんか昨日と同じフレーズですね。
ではヒット商品の作り方の9回目です。
前回まででミドリムシクッキーをヒット商品をお菓子の定番にすることで
達成すると決めました。
そのためにまずは「ファンがいる状態を作ろう」
というところに来ています。
多少脱線をしたりしましたが、
ファンを作るのが一般的には後の施策だと
されているのは間違ってはいないが、
今回はそれから取り組む理由についてを書きました。
そして最後に質問で終わってます。
その質問とは、
「食べだすと止められないお菓子」
はありますか?
というものでした。
さあ、どうでしょう?
私はクッキーに限定したとしても食べだしたら
止まらない商品はあります。
それはミスターイトウのバタークッキーです。
最近は食べていないので少し思い込みも含まれていますが、
このバタークッキーはその他の商品に比べて、
しっとりした食感と食べ始める時に
サクッとした食感のバランスがとても好みで、
口の中で広がるバターの香りと甘さの中に
ほんのり感じる塩気がたまりませんね。
あなたの食べだすと一気食いしてしまうお菓子には
どんな特徴がありますか?
さて、この質問はいったい何のために行ったのか、
もうおおよその見当がついている方もいるかもしれませんね。
では私がこの質問をした意図と共に話を進めます。
このシリーズでは、ミドリムシクッキーを
ヒット商品にしようと策を練っています。
その具体策が定番商品化です。
そこで私は考えたのです。
定番商品は、「なぜ定番になったのか?」ということを。
そして出てきたのが、
その定番商品には「独特の特徴」があるのではないか?
という仮説です。
というか、もうこれは事実としてあると断言してもいいでしょう。
確かに似た味の商品は多く出ていると思います。
例えば、おせんべいやおかきといった
お米を焼いてしょうゆで味を付けた商品も
たくさん販売されています。
ですが、定番となっている商品にはそのライバルたちの中で、
キラリと光る独特の特徴がるものばかりですよね?
つまり味に独特の特徴があったら
定番化の大きな達成要因に出来ると考えたわけです。
しかし、ここでふと思いました。
ミドリムシクッキーには、味でライバルたちに
差を付けられるような特徴があるのだろうか?
そもそもミドリムシクッキーはユーグレナの高い栄養素を
効果的に摂取することを目的に開発されたものではないのか?
調べてみたところ、どうやら日本科学未来館の企画展
「’おいしく、食べる’の科学展」に合わせ、
ミドリムシのオリジナル商品として販売が開始されたようです。
なので生い立ちが一般的なクッキーとは全く違っているんですね。
実はこの問題はシリーズの6で考えた話でした。
そうですミドリムシクッキーはお菓子ではなく、
健康食品に分類されているんだという確認をしています。
つまり他の商品と味で比べるのは不利なんですね。
なので他の定番商品と同じ切り口で独特の味を
追求する商品ではなかったんです。
ではどうすればいいのでしょう?
だいぶ進んできた感じがしてきましたね。
では次回は味以外の何で他の商品との違いを出せば
ファンがついてくれるのかを考えていきますね。
それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございます。