第51回 正しい失敗と間違った失敗の違いと対処法

バカデキマーケティングの酒井です。
 
今回のポッドキャストは失敗について考えてみます。
 
起業家が失敗を恐れてはいけない理由を解き明かしながら、ビジネスで成果をあげるためにやっておくべき事を解説していきます。
 
 
「正しい失敗と間違った失敗の違いとその対処法」がテーマです。
 
 

 

目次

失敗するのは嫌ですか?

 
嫌ですよね、普通。
 
 
そこで、人はなぜ失敗するのが嫌なのかを少し考えてみました。
 
思うに、
 
・それは実力の無さを思い知るからでは?
・あるいは準備不足を悔やむから?
 
つまり本気で取り組んだことの結果が思っていたような状態ではなく、労力が報われなかったからではないかと思うんです。
 
改めて人は現金なものだと感じます。
 
 
じゃあ失敗はできるだけ避けた方がいいのでしょうか?
 
失敗自体は無駄なものなのでしょうか?
 
 
私は失敗していない人はそこで成長を止めてしまった人だと思うんです。
 
失敗とはチャレンジした先にしか訪れないことだからです。
 
リスクを受け入れる覚悟をした人であるとも言えますね。
 
 
 
でも何でもかんでも失敗していいかというと、それは誤った考えだと思います。
 
正しい失敗とは後悔するくらい全力を出し切った結果の失敗。
 
間違った失敗とは他力本願で自分で決断せずに行動した結果の失敗。
 
 
ここだけは絶対に覚えておかないといけないことだと思います。
 
もちろんビジネスでは当然ですが、人として幸せで充実した人生を送るためにも必要だと感じています。
 
 
 
ちょっとそれますが、世の中にある成功法則と呼ばれているノウハウ・プログラムを見てみると意外なことが指摘されていたりします。
 
 
それは「試行錯誤が大切だ」とか「仮説を立てて検証していく必要がある」というもので、要するに失敗することを前提に話が進んでいることです。
 
 
だから失敗はしてもいいんだし、もっと言えば失敗しないと人は成長できない人なんだと言えるんじゃないかと思うんです。
 
 
失敗は学びの宝庫とも言われることをきっとご存知だと思います。
 
なぜ成功からは学べないのかというと、成功したということは自分の持っている知識やスキルだけで通用したのです。
 
さらなる工夫を必要としない状態ですから、何が要因で成功したのか?なんて考えないわけです。
 
なので正確には成功からでも学べます。
 
というか、達人クラスになると日常会話の中から学びを見つけます。
 
 
 

私が失敗した時のこと

 
お恥ずかしい話なのですが、つい先日私も失敗をしてしまいました。
 
実は、2週間ほど前のことです。
 
新しいセミナー企画し「これはいける」と期待に胸をパンパンに膨らませながらを告知したところ、全く反応がありませんでした。
 
 
先の話で言えば、失敗から学ぶことも多い、素晴らしい?経験ではあるのです。
 
ですが、やはり感情的には悲しくて悔しいです。
 
似たような講座があってそちらには参加者さんがいるのに、自分の講座には人が来ない。
 
否定された気分になりますからね。
 
 
その悲しさの源泉は「より素晴らしいと自信がある内容」を本気で考えて、かなり時間と老職をかけて告知文を書いたのに。。。
 
 
でもビジネスはこうしたことの連続です。
 
 
私は失敗した時の対処法として次のことをしています。
 
 
まずは思いっきり悔しがること。
 
そして落ち込むことです。
 
 
これは自分自身の性格や今までの経験からの話ですが、感情を発散しておかないといつまで経っても過去の失敗に心が奪われて未来に目が向けられないのです。
 
 
次はその失敗をできるだけ客観的にみつめること。
 
客観的になる秘訣は、できるだけ時間を置くことです。
 
 
感情を発散した直後は、精神的に揺らいでいるので、無意味に悲観的になったりしてしまいかねません。
 
自分の行なったことを振り返り、良い点と悪い点をピックアップしながら評価をしていくのです。
 
 
しかしすごく良いアイデアと思った企画やサービスが受け入れられないと、なかなか気持ちが晴れません。
 
どうしても諦めきれないと思うことも多いんです。
 
 
そんな時私は、涙をのんでその企画・アイデアにそっと蓋をします。
 
関係資料やファイルを一つにまとめて圧縮して外付けHDDに移動してしまいます。
 
普段は目に触れないように。
 
 
自分のアイデアにこだわるのは時には必要だと思うのですが、いつまでも執着すると先に進みません
 
どこで見切りをつけるかは自分自身の問題ですが、私は「これ以上修正をすることが無くなった」と感じるところまでは続けるようにしています。
 
できることをおざなりにしてもやはり悔いが残りますからね。
 
 
 

正しい失敗の仕方、間違った失敗の先にあるもの

 
失敗を過度に恐れる場面に出くわすこともあるかと思います。
 
でもそれは自分の意思で、今までの延長線上ではない結果を手にいれるための挑戦です。
 
だから怖くて当たり前です。
 
失敗するほうが普通なのです。
 
 
失敗しない人は成長していないのですから、その意味ではとても素晴らしい経験を手に入れたはずです。
 
失敗しない人はチャレンジすらしていないのですから、一歩も二歩も先に進んでいるでしょう。
 
 
ただ繰り返しになりますが、正しく失敗することが大切です。
 
学びになる失敗とも関連しますが、自分が誠心誠意取り組んだ結果の先にある失敗は、そこから大きな学びがあるはずです。
 
きっと自ら反省点を探し出し、次のために対策を考えるでしょう。
 
 
でも人任せで自分では何もしない状態での失敗は、単なる失敗です。
きっと時間とお金を失うだけであまり学びはないでしょう。
 
 
どうせ失敗するにしてもこんなにも差があるのですから、どんどん差が開いていくのがわかりますね。
 
 
つまり精いっぱいやりましょう。そしてあとは結果が出るのを見守るのみです。
 
対処法とは、
 
人事を尽くして天命を待つ
 
胸を張ってこの言葉を口にできるのか?
 
起業家が心しておくことではないかと思います。
 
 
ちょっとキザですが。。。
 
 
 
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