ウェブ集客で優秀な人ほど諦めが悪い?
ホントに諦めが悪いんですよ。というか「しつこい」ですね。
でもそれが優秀になれる秘訣だと思うのですが、その理由はというと…
ふと行き交う人を見てみると、
装いが一気に春の雰囲気が漂っていて、
見ている私も「春は気分が変わる季節だなぁ」と、
妙に感傷的になりがちの迎客デザイナー酒井です。
とある企業様にウェブ集客プラン改善の提案を
させて頂きに向かっている途中で書いています。
よく、「優秀」という言葉を使いますよね?
で、その優秀という言葉に込められているのって
何かなぁと考えてみたという話です。
優秀
字面もいいですね。
日本語は見た目にその文字の意味が伝わるから不思議です。
実はこの要素はコピーライティングのコツの一つでもあるんですよね。
その話はまた今度にしましょう。
では戻ります。
あなたは「優秀な人」と聞いてどんな方を想像しましたか?
東大卒のエリート?
IT関連企業の若手起業家?
上場企業の経営者?
これらの方は確かに優秀でしょうね。
私は
「何か秀でた能力を持っている方で成果を出している方」
を優秀だと思っています。
あっそうか!なるほどね。
って思ってもらえると嬉しいのですが、
多くの方は「秀でた能力を持っている方を優秀とみなす」
傾向が高いと感じています。
でも思ってる以上に秀でた能力を持っているだけの方が
多いように思います。
なので逆にいうと「秀でた能力を成果に結びつけられない方」が
意外なほど多いことも実感としてあります。
今、私が話している成果とは、主に商売上の話です。
ぶっちゃけて、お金を稼げるかどうかについて話しています。
別にお金儲けだけが成果と断定する気はありませんが、
我々起業家には収益を発生させることは避けて通れない話ですからね。
で、この利益を得られる力と、
ある分野の能力が高い事とは全く別の話です。
例えばこういうことです。
ある家具職人がいたとします。
彼は若い頃からものづくりが好きで、
時間があれば木材を使って家具を作る事を
楽しみにしてきました。
成人した後もその特技を活かして家具職人になりました。
知人や友人を中心に彼の作り家具の良さを知った方たちは、
彼に家具製作の依頼を行います。
するとその製品の良さをどこかで聞きつけた人が、
また依頼をするというぐあいに注文が徐々に広がって、
いつしか彼の元にはオーダー家具の制作依頼が
引っ切り無しに舞い込みます。
そんなある日、彼はふと思いました。
「こんなに喜んでもらえるのなら、自分の家具をもっと多くの方に届けたい。」
そこで受注生産では無く、既製品の製造販売に乗り出します。
さあ果たして、めでたく彼の商品は売れるのでしょうか?
どう思います?
売れそうですか?
私の見解ですが、残念ながらかなりの確率で苦戦をすると思います。
というのも、今回の商品は、
今までの彼の商品を購入してきたお客様とは、
全く違うお客様に向けている製品だからです。
今までのお客様は家具をオーダーされたい方でした。
ある程度の収入を得ておられる、いわゆる富裕層の方々でしょう。
しかし新しい彼の商品は既製品です。
部屋に合った家具を作りたい方には向いていない商品です。
つまり今までのお客様とは、
ターゲットとするべきお客様が違うということです。
かくして、彼の新規事業は大きな岐路に立たされます。
撤退するか、大手流通ルートに販売を委ねるか。
さあ、あなたならどうします?
私なら、彼の商品を欲しいと思われそうな方を探します。
これが製品開発の方法論の一つ、プロダクトアウトですね。
このように、すでに自社で提供できる商品がある場合は、
自社の商品を「欲しい」と思ってくださりそうなお客様を
探すことになります。
ただそう簡単ではありませんけどね。
そこで登場する考え方が、マーケットインという方法です。
このマーケットインとは、顧客にニーズに合わせた商品を
開発するという考え方です。
つまり新規事業の立ち上げ時に向いているといえる方法論です。
学術的な解釈は高名な学者さんや理論を
よく理解されている方にお譲りしますが、
要するに自分はどちらを選ぶのが成功しやすいかで
決めていいのではないかと思います。
先の話で行くと、せっかく住中のあるオーダー家具の
生産をしている方の新規事業ですから、
そのオーダーされるお客様の注文の傾向などから、
彼らしいコンセプトの家具を、
「どんな方が欲しいと思うか」
といった考え方をしての商品開発をしてはどうかと思ったんです。
今日のテーマは優秀とは何を指しているかですが、
ある事業を立ち上げるためには様々な要因が絡んできます。
それを軌道に乗せるためには、
ある意味諦めが悪くなければ成果につなげることも
出来ないんじゃないかと思えるのです。
ただ、永遠と続けることが正しいという主張ではないですよ。
あくまで結果を出すためには立ち上げ当初から
軌道に乗ること自体がまれなので、
そのことを踏まえて試行錯誤をしていくことと、
成果を出すために途中でやめずに継続できる人が
望む結果を手に入れられる。
だからその人は優秀と言われるのではないかって思うんです。
なので、私もなかなか諦めません。
しつこいなぁと我ながらあきれることもあるくらいですが、
おかげさまで成果を出しているので、
この方法しかないのかなぁとおもっているのですが、
あなたはどう思いますか?
では今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございます。