あなたが指名買いされるために必要な強みとは? その3
強みとは一体なんなのか?
この問いにどんな答えをするかで、
あなたが指名買いされるかどうかが。。。
今日は久しぶりに良い仕事ができました。
不思議なんですがキッカケも何もないのに、
スランプから抜け出せたので、
一安心している迎客デザイナーの酒井です。
では起業して間もない個人事業主さん向けの、
戦略立案についての3回目です。
今まで、強みや差別化、USPなどの、
戦略立案の根幹に関わる話をしてきました。
強みと優秀さはイコールでは無いという話でしたね。
では今日は強みの正体についてお話ししていきます。
実は今日の話はある方の受け売りです。
その方は現役の経営コンサルタントで、
これからお話しする戦略に関するメソッドを
開発された方で、佐藤義典さんとおっしゃいます。
佐藤さんのメソッドの名は「戦略BASICS」と言い、
MBAで中小企業診断士の肩書きがあるにも関わらず、
大変ユーモアのあるコンサルタントさんです。
以前にもお話ししたと思いますが、
私は戦略論を語りたいわけではありません。
極端ないいかたですが、
その理論が学術的に正しいかどうかに
あまり関心がありません。
それは実務で使えるかどうかが大切だと
考えているからです。
我々起業家は、事業で収益を上げなければ
存在価値がありません。
ここがポイントです。
実戦で活用できてこその理論であり
メソッドであるはずです。
よね?
その点、戦略BASICSは理論に裏打ちされながらも、
実戦の中で生み出された「使えるメソッド」なんですね。
もし興味のあるようでしたら次の本を読んでみてください。
小説なのですが戦略がいかに大切かが分かります。
新人OL、社長になって会社を立て直す
新人OL、つぶれかけの会社をまかされる
(共に青春新書プレイブックス刊)
シリーズモノになっているので、
先に「新人OL、社長になって会社を立て直す」
からお読みになる事をオススメします。
面白いのに学びが多い良書ですよ。
余談はこれくらいにして先に進みます。
強みとは、
「ある顧客」にとっての「商品・サービスを選ぶ理由」
の事です。
順を追って見ていきましょう。
まずここを外してしまう方が多いので
注意が必要なのですが「ある顧客」が
主語になってます。
これ日本語の特徴なんですが、
大抵の文章は主語が無くても意味が通じてしまうんです。
場合によっては便利なんですが、
物事を正確に理解するには主語が無いのは
致命的になってしまいかねません。
まず強みとは
「誰から見た時の話なのか」
を認識する事が大切です。
戦略論的に言えば、
顧客ターゲティング
などと呼ばれるでしょうか。
それは私がいつもお話ししている、
誰が
誰に
何を
どうやって
どんなルートで
いくらで
の「誰に」の話ですね。
ではその次です。
その顧客が「商品・サービスを選ぶ理由」を
強みと言うと書きました。
これはお分かりになりますよね。
例えば最近何か買ったものを
思い浮かべてもらえばわかりやすいでしょうか。
少し金額が張ってるものがイイですね。
私で例えると、最近iPadを買いました。
この時、ずいぶん悩んだんです。
でも初めは「iPad」が欲しかったのではありませんでした。
単にタブレットが欲しかったんです。
その用途が「電子書籍を読みたいから」でしたから、
アマゾンとか楽天のアプリが出ていれば、
アンドロイドタブレットでも構わないと思ってました。
しかし調べていくうちに、
iPad Proが私にとって最も合っているのではないか
と思い始めました。
それは、
「スマホで使ってるアプリの多くがそのままタブレットでも使えること」
「操作体系がiPhoneと同じ」
という点です。
つまり私にとってのiPadの「良さ」は、
- iPhoneと同じアプリが使える
- iPhoneと同じ操作体系
だったということです。
この中に性能の話が出てきていませんね?
つまりタブレットとしての高性能さは、
私にとっては選ぶ理由にはならなかったということです。
どの機種にしようか迷っている時に、
性能的にはiPad Proより良い製品があることが分かりました。
でも私は性能的に上だと思える機種を選ばなかったんです。
高性能より『iPhoneと同じ・・・』が良いと思ったからです。
これをアップル側から見ると、
iPad Proには、iPhoneと同じアプリを使えるという
強みがあると言えますね。
これが強みの正体です。
どうしても強みというと、
高性能、高品質をイメージしがちです。
でもそれは販売側の勝手な思い込みです。
私は性能より使い勝手を選んだんですから。
なので、あなたにはきっとこれから出会うお客様にとって
「あなたが良いんです」
と言っていただける何かがあるはずです。
それを見つけて磨いていくのが
あなたが指名買いされる起業家になる最短最速の
方法だと思います。
そういう私があなたにとって、
なくてはならない存在になれるよう、
これから頑張っていきますので、また読んでくださいね。
では今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございます。