あなたが指名買いされるために必要な強みとは? その2
新人起業家が指名買いされるためには、
必ずしもあなたが優れた人物である必要は無いのですが。。。
頭の中が真っ白になる経験を、
本当に久しぶりに体験したのですが、
その時にどんな対応をするのか
分からないまま進んだ結果、
予想外な行動を取って逆に驚いた
迎客デザイナーの酒井です。
新人さんにウェブマーケティングの
指導をする事になりました。
業界経験がない人なので、
大まかな流れを解説しようとホワイトボードに
向かったのはいいのですが、
いざ何から話し始めていいのかを
考えていませんでした。
テンパりながらも話を進めたのですが、
自分自身がどこで話が終わるかも分からない状態で、
挙句の果てに何を話しているか支離滅裂に
なりそうになってから慌ててつじつまを
合わせにいく状況に陥りました。
アドリブに強いと思っていましたが、まだまだでした^^;
では今日も戦略についてお伝えしていきます。
起業したばかりの個人事業主が立てるべき戦略の話でした。
一般的に強み、差別化の要素というのは、
人より実績や学歴、経験が優れている事だと
思われているのですが、
もしそれが強み、差別化、USPなら、
起業したばかりの人には全く強みがない事になりますよね?
もちろん強みとは優秀さであることは間違ってません。
でもそれは強みのある一面だけを捉えたに過ぎないと言えるのです。
つまり新人起業家であっても十分強みは作れるんです。
今日はそんな話です。
では私の体験を例に進めていきますね。
昔参加したあるセミナーでの事。
私は自分では頭の回転が早い、
そこそこ優秀な人材だと思っていました。
なので『臨機応変に対応できる』ことが
私の強みだと思っていたのです。
イメージとしては、
少しクールで理路整然と物事を進めるインテリタイプ。
ちなみに私がそうだという意味ではなく、
そういった人物像に憧れていたと言うだけなんですけどね。
そんな理想の姿に憧れながら
思いっきり背伸びしていた若僧の頃の話です。
でも、その参加したセミナーで、
意外な事を告げられる事になります。
神田昌典さんが提唱しているRead for Actionという
読書会のスタイルがあるのですが、
参加したセミナーがそれだったんです。
単に本を読んだり感想を述べ合うというより、
ある本を題材に様々なワークショップで
実際に体験していくといった内容でした。
その時のテーマは、
「自分の人生の戦略を立ててみよ」
だったと思います。
そのワークショップの前半、自己紹介での事です。
全く初対面の人同士が4名から5名のグループになり、
その場でお互いの人物像について感じたことを
即興で伝え合うんです。
ホントに初対面なので予備知識も何もありません。
それでも何か伝えてくださいってことなので、
もう直感で思うよりも早くしゃべっている状態です。
他の方もそうだったようで、
初めは戸惑いながらも一度話し出すと
立て板に水のごとく、次々と言葉があふれてきます。
そんな中で私への印象を、こんな風におっしゃるんです。
優しい感じのする人
話をよく聞いてくれる
話しやすい
やわらかい印象
ちょっと褒め殺しチックな面もあった気がしますが、
話されたことが今まで自分では全く考えもしなかった
印象だったことが驚きでした。
頭がよさそうとた、インテリジェンスにあふれてる
といった印象はぜんぜん無かったんです。
きっと自分は勘違いをしていたんだろう。
そう思える貴重な体験でした。
実はこれが今の私の強みとなっているんです。
強みや差別化、USPをこれから新しく作り上げるのだと考えると、
きっとこんな発想に名ならないと思います。
もうすでにあなたの中にもあるのです。
強みの原石ともいえるモノが。
つまりあなたの強みは、あなたがあなたである事。
「らしさ」
「あなただから」
なので、必ずしも「地域ナンバーワン」である必要もなく、
「世の中で誰も提供していないサービス」である必要もありません。
強みがあるとこと優秀であることとは違うのです。
「それって、ずいぶんぼんやりした話に聞こえますが」
と考えておられるかもしれませんね。
では次回は強みの正体をお届けしたいと思います。
お楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございます。