品質は高いほどいいってホント?

売れる商品の作り方シリーズ その1

売れる商品の品質についてココに注意をした方が・・・

 

 

笑顔の女性1

 

 

 

 

 

 

 

中国から届いたiPad Proのキーボードが
思ったよりチープな作りにがっかりしている
迎客デザイナーの酒井です。

実は今この記事を書いているのも
そのiPad Pro専用のSmart Keyboardで・・・

と言いたいところですが、

ずっと自宅の仕事部屋にこもりっきりだったので、
久しぶりにPCでタイピングしています。

いつもは大阪の事務所から帰宅途中の
電車内でスマホ入力なので速度はやはりパソコンの方が早いです。

そのスマートキーボードの価格は税別で16,800円。

税込みで18000円を超える商品なので、
もう少しいい作りだと期待が高かったからの正直な口コミです。

ただ、今回のSmart Keyboardの特徴の一つである
Smart Connectorは最高です。

ペアリングという考え方ではなく、
コネクタで直接つながっているのでいつでも即使えますから。

あと、このキーボード専用でショートカットを
画面に表示する機能があるのでそれも使えます。

にしても作りが。。。

そこで今日のテーマに移りますが、

商品やサービスの品質についてあなたはどう思いますか?

「そりゃ品質はいいにこしたことが無い」

って思います?

「スマートキーボードの品質について話してるじゃないか・・・」

ええ、その通りでして、私は、

そう思っていますが、そう思っていません。

「どっちやねん!」

ってツッコミはいりそうですね。

ちょっと解説します。

実は「高品質の罠」と私が読んでいるのですが、
この考え方は日本人に多い傾向があると言われています。

家電製品が毎年新商品を出るたびに
高機能化・高付加価値化を果たしてきます。

これはこうで経済成長期に、
消費者が豊かになった行くにしたがって

収入に見合ったぜいたく品を求めてきたことと
関係があるのはどなたも異論はないでしょう。

ただ、今は必ずしも高機能・高付加価値な商品が
イイかというとそうでもないんですよね。

AppleがiPhone SEという廉価モデルを出してきました。

もとはアップルブランドの旗頭だったiPhoneも
いよいよ高機能・高付加価値だけでは支持されなくなってきた証拠です。

まあこれは製品のライフサイクルの話に関連している
マーケティング戦略と思いますから、まっとうなことなんでしょうが。

このように、ある新製品や新サービスが認知され
市場が拡大していくには次のような段階があるとされています。

商品の成長カーブ・製品のライフサイクルとしても
紹介されているアレです。

このブログをお読みの方はご存知だと思いますが、
念のためにまとめておくと、

ある商品やサービスが市場に登場してから
消えていくまでには4段階があると言われています。

それは、

導入期・成長期・成熟期・衰退期

です。

起業家たるもの、自身が参入している市場の現状を
しっかり把握しておかないと、その後の戦略を誤ってしまうため、
マーケティング論や経営論などでも紹介されています。

で、話を戻すと、商品の品質は
必ずしも高品質である必要はないと思います。

正確には、逆説的な言い方になってしまいますが、

価格からあまり離れないクオリティがいいです。

価格に見合っている品質と言いますか、
最適な商品のクオリティがいいと思います。

特に商品力に自信がある企業さんがやりがちなのが、

「売れないから今の商品をもっとよく改良しよう」

といった戦略です。

それを望むお客様がいるのなら構わないといいますか、
むしろおこなうべきですが、

そんなリサーチもしないまま、

商品が売れない=商品の品質が悪い(低い)

という発想は危険です。

サービス業でいうと、

例えばマッサージ店が当初の予想より売り上げが
低いことに悩んでいるとしましょう。

そこで実質的な値下げになるようにと
同じ料金で施術時間を延長するといった具合です。

もしかしたら、もっと短時間にサラッと
マッサージを受けたい人が多いかもしれないのに出す。

なので、私なら、低価格の商品と高価格の商品と
真ん中の商品の3つを用意します。

松竹梅商法などと言われていますが、
営業成績が好調な企業の商品・サービスは
この戦略を取っていることが多いです。

売れる商品には単に「高品質」さだけを
追求すればいいわけではないという話でした。

一度あなたの商品ラインナップを見直してみるといいかもしれませんね。

では今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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