ウェブ集客で選ばれる起業家になれる秘訣は、妻が・・・
ニーズがあるかどうか。
これが商品・サービスが「売れるかどうか」
を左右しますが、妻が言ったひと言で。。。
久しぶりに昼まで寝てしまい、
かえってカラダが重く感じら中、
ノソノソと起き出してからも
ダラダラしていた迎客デザイナー酒井です。
先日、妻から思いもかけないヒントをもらったので、
そのことを共有したいと思います。
いつも夜帰宅する時に郵便受けから
荷物やチラシを私が持って家に入ります。
その日はアマゾンから2つの包みが届いていました。
20センチ四方の大きさで厚みが1センチ程度と、
かなり小さな荷物の宛先が妻の名前になっています。
興味津々で帰宅後そうそうに開封してもらうと、
そこには見慣れないロゴマークをあしらった
淡いブルーの箱が一つだけ入っています。
2包なので箱も2つ。
中の箱はというと包みより二回りは小さいサイズで、
12センチ四方くらいで厚みは5〜6ミリといったところです。
「一体何を買ったのか」と私が質問する前から
待ってましたとばかりに妻が説明してくれました。
「これ、クロスやねん。洗剤いらずで拭き取るだけ」
「もともとはモップタイプのを探してたんやけど・・・」
「えっクロス?布?洗剤いらず?」
先走る妻の説明を右耳で捉えながら、
両目は箱の説明書きを忙しく追い回しています。
「あっ、掃除する布か。」
「見たことの無いメーカーやね。」
「あれ?ポーランド製って書いてある」
そのクロスはMQ-Duotexというブランドのようで、
Amazonではそれなりに認知度があるとのことでした。
もともとはモップタイプのモノが欲しかったらしいのですが、
新発売間もないためなかなか手に入らなくて
今回のクロスにしたんだそうです。
いくつか種類があったらしくそのうち3つ
買ったらしいのですが、まずは2つが届いたようでした。
まだまだ話したりなさそうにしている妻に、
どこが良いのか聞いてみると、
「Amazonで見てよさそうに見えた」
とか
「一度新しい道具を試してみたかった」
などなど、商品開発部やマーケティング部門の方なら
食いつき気味で聞きたくなるような
実際のユーザーの意見がバンバン出てきました。
その中でも私が印象深かったフレーズがこれです。
「どうせやったら、楽しく掃除したいやん♪」
顔には出さないようにしましたが、
私はその言葉に衝撃を受けました。
『掃除に楽しさを求めるのか・・・』
これが実際のユーザーの意見なんだな~と感じ、
身の引き締まる思いでした。
ついついお客様にサービスを提供する日が長くなるに従い、
こんな当たり前のことに気が付かなくなっていくんですよね。
うちの妻にとって
「掃除はどうせやるなら楽しくしたい」
ものなのです。
そのニーズに今回の商品がマッチしたんですね。
これが商品開発のセオリーなんだと思いませんか?
マーケットインと呼ばれる方法論ですが、
私は別に物品に限らず、あらゆる提供物
(ようは販売するものってことです)に、
この発想は無くてならないと考えています。
巨大資本でもってイメージ広告や
多数の商品サンプル配布などの手法が取れればいいですが、
個人レベルでサービスを提供する場合、
全く新し内容というのがかなり曲者になります。
つまり、商品・サービスの内容が何かよく分かってもらえないから
売れないという事態になりかねないんです。
今回の例では
「掃除道具に求めるのは快適さ」
がキーワードになりました。
これはもともとの商品の性能には
含まれていない要素ですよね。
私なら「汚れ落ちがいい」とか「から拭きが要らない」
などといった掃除に関しての機能を訴えたくなります。
よね?
でも妻がクロスを買った理由が、
「楽しく掃除をする」ことなんです。
ここに潜在的なニーズが隠れてるんですね。
この「掃除を楽しくしたい」というのは、
きっと彼女の中には潜在的にあったんでしょう。
何故そう思うかというと、掃除をしているときは
決して楽しそうではありませんでしたからね。
でも自分の役割として掃除を分担している手前、
どうしてもやらないといけないことなら
せめてその時間を少しでも「楽しく過ごしたい」
という隠れた欲求が今回のクロスを買うという
行為に表れたってことなんでしょう。
ここに選ばれる起業家になるヒントが
隠れていると思いませんか?
自分のカタログスペックだけを声高にアピールしてるだけでは、
あなたは他の事業者と同じ市場で戦っている一事業者です。
選ばれるためにはその市場から
いったん外に出てみることでしょうか。
このあたりのことはなかなか文章だけでは
お伝えしにくいのですが、また機会を
見て書いてみたいと思います。
ちなみにそのクロス、一枚が1500円ほどと、
確かに箱にでも入れないと価格に見合わないものでした。
「高っ!」
と思わず叫ぶことを予想していたためか、
値段を聞いてもなかなか話してくれませんでした。
でもこれで気分よく掃除に励んでくれれば、
私としては何の問題もありません。
でもこの先、この手の掃除道具が
バンバン増えていくことだけが少し気がかりですが・・・^^;
では今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございます。