電子書籍からヒントを探れ!
今日は移動中の電車で書いてます。
車内刷り広告に目をやると、桜の名所観光案内が掲載されています。
「やっぱり3月は春を感じさせるなぁ」と、
妙にオヤジくさい感傷にひたり気味の迎客デザイナー酒井です。
では昨日の続きです。
もしお読みで無い方は、先に昨日分の記事を
お読みいただくことをお勧めします。
では話を進めます。
昨日は電子書籍に私がハマった理由を書きました。
まてめてみるとこうなります。
私が電子書籍選んだ理由
- 保管場所に困っている
- 割引があった
- 読み放題サービスでは雑誌が読める
では、これを事業のヒントにすることを考えてみましょう。
私は純粋に消費者として電子書籍を選んでいるのですが、
このように人がモノを選ぶ際には必ず理由があるはずです。
今回、私が紙の本を買わなくなった理由は
「保管場所に困っている」という、
出版社や著者さんにはなんら関係の無い理由でした。
分かります?
私のように置き場所が無い人にとっては、
いくら装丁を豪華にされても、
新しい企画の本を出してもらっても、
何かキャンペーンで特典があったとしても、
割引をされたとしても(割引の場合はもっと悪くなります。なんせ冊数が増えるので)、
恐らく購入には相当高いハードルが横たわっているため、
やっぱり買わないと思うんですね。
つまりはこういう事です。
「自社の商品・サービスが売れない」
↓
「それはまだ商品のクオリティが低いからだ」
↓
「よし、更に改良した新商品を開発するぞ!」
なんて会議をしてても、全くの無駄になる可能性もあるのです。
私は置き場が無いから紙の本を買わなかったのですから。
このようにお客様に買って頂けない理由とは、
このようにお客様の都合に起因しますから、
必ずしも商品・サービスに問題があるとは限らないって事です。
では、読み放題サービスはどうでしょうか?
こちらも業界に与える影響が大きそうですよね?
私の場合は、「雑誌が読める」という理由で
読み放題サービスを契約しました。
これは出版社にとっては、大打撃なように思います。
出版社さんも収益の柱であろう雑誌が売れなくなると、
その企業の存続も危ぶまれそうです。
雑誌広告収入が減少するでしょうし。
もっとも、読み放題サービス業者さんから、
掲載料を徴収できるでしょうから、ある程度は収益が発生はするでしょう。
ただ、出版社のビジネスモデルが崩れてくるのは想像に難く無いです。
では我々のような規模の小さな事業者が、
このことを活かすとしたらどうしましょう?
私ならこう考えます。
「大手の企業が仕掛けてきているサービス(今回なら読み放題サービス)は、
プロモーションにも多額の費用を掛けているため、それなりに普及はするはず。」
「だったら、それらに便乗して収益化の道を探れないだろうか?」
です。
大企業は大量の広告を始めとして、
多くのお客様へアプローチを行いますから、
その中には我々小さな規模で行っている事業に
関心のある方が含まれているかもしれません。
なので、その方に自社の商品・サービスを
告知出来ないかどうかを考えてみるのです。
そうすれば今まではご縁のなかった方々と
接触できる可能性が広がりますからね。
今ある現実をどうやって自社の事業に活かすか?
単にネットマーケティングといった発想だけでは、
これから先は厳しいのではないでしょうか?
今日の記事はどうでしたか?
では本日はこの辺で。
最後まで読んで頂きありがとうございます。