初心者のためのWEBライティング入門【ブログ、メルマガでファン作りを!】
目次
初心者のためのWEBライティング入門【ブログ、メルマガでファン作りを!】
初めて学ぶ人のためのWEBライティング【入門編】
この記事は初心者がWEBライティングを学ぶにあたって、絶対に知っておきたい必須項目について解説しています。
<こんな方に向けて書いています>
- これからブログで集客していきたい方
- メルマガで売上アップを果たしたい方
- SNSでファンを作っていきたい方
- もっと会社の売上・利益に貢献したい方
<絶対に知っておきたい必須項目>
- WEBライティングとその他のライティングの違い
- WEBライティングの種類とそれぞれの特徴
- 文章作成の4ステップ
- WEBライティングを支える3つの柱
- 具体的なWEBライティングテクニックのポイント
- 良い文章と悪い文章の見極め方
もしブログやメルマガを書くのが難しいと感じておられるのなら、この記事を通してWEBライティングのスキルアップのヒントを掴んでください。
そして、自己流では限界があると感じておられる現状を改善し、少しでもビジネスの成果につながる文章の作成が出来るようになってください。
そのために、これまで多くのウェブ用の文章を書いてきた経験を踏まえて、WEBライティングをビジネスに活かすための情報をまとめています。
それぞれのパートは独立していますから、必要な箇所だけを選んで読むというスタイルだと効果を体感しやすいです。
また、復習のために必要な部分だけを繰り返して読んでいただくと、よりWEBライティングのスキルを向上させてもらえます。
WEBライティングとは?
WEBライティングとは何かについては正式な取り決めなどはないようです。
そこで実際にブログやセールスコピーを書いてきた経験をもとに、私なりに「WEBライティンとは何かに」ついてお伝えします。
私は「WEBライティングとは、WEB、つまりネットに掲載しているビジネス的な文章すべてのこと」だと考えています。
例えば、ブログやSNSでの投稿はもちろん、メールやLINE@でのメッセージなど、お客様の目に触れるすべての文章を書くことをWEBライティングと呼んでいるわけです。
WEBライティングと他のライティングの違い
次にWEBライティングとそれ以外のライティングの違いを掲載されるメディアの違いで比較してみます。
●ウェブメディア
WEBライティングで書かれた文章が掲載されるメディアですが、基本的に文章量に制限がないことが特徴です。
●紙媒体
一般的なライティングで書かれた文章か新聞や雑誌、書籍など紙媒体に掲載されます。
そして紙媒体はウェブと違い、紙面やページ数などの文字数制限があることが特徴です。
●ウェブメディアと紙媒体の比較
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ウェブメディア
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紙媒体
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携帯性
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◎ |
○
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一覧性
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△
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◎
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即時性
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◎
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△
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保存性
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○
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○
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検索性
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◎
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×
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ウェブメディアはスマホなどで持ち歩けるといった便利な面があるのですが、その反面、小さな画面で表示するため、一覧性には劣っているのが特徴です。
その他には、紙媒体の文章は購入して読まれることが多いのに対し、ウェブメディアはネットサーフィンやリサーチなど、基本的に無料での情報収集時に読まれるといった違いがあるため、それぞれに適したライティングテクニックが必要になってくるわけです。
WEBライティングの種類について
WEBライティングとは様々なウェブメディアに掲載するための文章を書くことだとお伝えしました。
しかしウェブメディアにも多くの種類があり、それぞれに適したライティング法が存在します。
そこで WEBライティングの種類をまとめてみました。
それぞれの違いを知ることで、メディアや用途に沿った文章が書きやすくなり、成果に繋がりやすくなるのではと考えたわけです。
ちなみにこの種類分けについても正式な取り決めがあるわけではありません。
この種類分けは私見ですが、実務で十分活用できると考えているためご紹介します。
●WEBライティングの種類
まずは大きく2種類に分かれています。
それが「セールスライティング」と「ノンセールスライティング」です。
<セールスライティング>
セールスライティングとは、商品やサービスの販売を目的に書くことを指します。
商品やサービスの詳細を記載して購入や申し込みをしてもらうためのページ、いわゆるセールスページに記載する文章を書くことです。
<ノンセールスライティング>
そして私は、セールスを直接的な目的としない文章を書くことをノンセールスライティングと呼んでいます。
ちなみにこのノンセールライティングという言葉は私が考えた造語です。
<セールスとノンセールスを分ける意味>
基本的にブログやメルマガではセールスを直接的な目的としないため、こうした分け方をした方が適切なライティングができると考えています。
メルマガやブログをセールスのための文章で埋めてしまうと、狙った効果を得られないことがほとんどですから注意が必要です。
そもそもブログやメルマガは販売や契約を目的として活用するメディアではありません。
運用するメディアの役割をしっかりと認識することがより効果を促進しますから、その意味でもウェブメディアにあったライティングスタイルが存在するのです。
<セールスライティングの種類>
セールスライティングにも3種類あると考えています。
- セールスコピーライティング
- LPライティング
- 告知ページライティング
基本はセールスなのですが、最終的に求める成果の違いで書くべき内容が異なるため種類分けをしています。
<ノンセールスライティングの種類>
ノンセールスライティングも種類が分かれており、各メディアごとに適したライティングをするために以下のように分類しています。
- ブログライティング
- SEOライティング
- メルマガライティング
- SNSライティング
セールスに適さないメディアに載せるのですが、やはりメディアごとにあった文章スタイルや求める成果が違うため、こうした分類をしています。
<ブログとSEOのライティングは同じ?>
これも私見ですが、ブログライティングとSEOライティングにも違いがあると考えています。
SEO対策のためのブログ記事は、検索ニーズへの対応が主目的であるのに対し、SEO対策を目的としないブログ運用もあるため分けています。
SEO対策を目的としないブログの代表例としてはアメブロなどの無料ブログサービスを使ったものです。
アメブロは独自とアクセスアップ機能を取り揃えているため、SEOを意識しなくてもアクセスアップを狙えるのが特徴です。
WEBライティングのステップを解説
では次にWEBライティングの中のノンセールスライティングについて詳しく解説をしてきます。
まずはライティングのステップ紹介します。
●WEBライティング(ノンセールスライティング)のステップ
<ステップ1>
まず1ステップ目では、ブログなどに掲載する文章のテーマを選定します。
この記事で例えると、「WEBライティングについての基礎的な情報を網羅しよう」といった具合です。
<ステップ2>
そして2番目のステップで構成を練ります。
初心者にありがちなのが、テーマを決めたらいきなり本文を書き始めることです。
しかしそれはお勧めできません。
その理由ですが、文章を書いている途中で「何を書こうとしていたのかがわからなくなる」ことが多いからです。
もしかすると経験があるかもしれませんが、「書き進めるうちにいつの間に書き始める前に考えていた文章と変わってきてしまった」ということはありませんか。
これは構成、まあ平たく言えば「どんな順に文章をつなげていくか」を決めていないから起こるのです。
構成を練るといってもブロのライターを目指しているのでもない限り、それほど大げさに考える必要はありません。
「自分が伝えたい事柄を記載するとき、順番をが逆になると意味がわからなくなる」ということが起こらない順番はどうなのかを考えてみてください。
<ステップ3>
次の3ステップ目でいよいよ文章を書き進めます。
テーマによっては長い文章が必要になるかもしれません。
しかし長文を書くのは精神的にも肉体的にもかなりハードです。
そこで私は「ある工夫」をして長文を書いています。
その工夫とは「書けるところから書く」ことです。
一度に全てを書こうとすると、途中で疲れてしまったり嫌になってしまうことがあり、結果的にライティングに多くの時間がかかります。
それならあえて部分部分を別々に仕上げていくのです。
このテクニックはセミナーなどでも紹介しているのですが、「それでいいんですか?」とか「最後まで書き切ることが大切だと聞いたことがあるのですが」という声をいただきます。
そんなとき私は「結果として良い文章をできるだけ早く書くことを目指す方がいいのでは?」とお答えして納得してもらっています。
<ステップ4>
次は4ステップ目の校正です。
一度書いた文章は、誤字脱字や表現間違いなど、最低限の文書としての体裁を保っていないことが多いです。
そのため執筆時には細かい間違いなどをあまり気にせず校正時に修正をすると決めて、とにかく最後まで書き上げてしまいます。
文章を書かなければいけないといったプレッシャーが強い場合は特にお勧めです。
最後まで書いてしまうとスッキリしますからね。
そして校正をするタイミングですが、私は書いた直後ではなくしばらく時間を置くようにしています。
書いた直後だと思い込みなどの影響で、誤字脱字や表現間違いなどを見つけにくいことが多いのです。
つまり効率的な校正ができないのです。
そのため可能な限り時間を開けて攻勢を行うことで、何度も修正を繰り返すことを減らす工夫をしているのです。
そして問題がなくなるまで修正を繰り返し、晴れて掲載・配信することになります。
WEBライティングのを支える3つの柱とは?
ではいよいよ具体的なライティングテクニックの話に移っていきましょう。
ここではノンセールスライティングを取り上げて、WEBライティングを支える3つの柱としての重要な項目について解説していきます。
●WEBライティングのを支える3つの柱
WEBライティングを支えているのは次の3つの項目です。
- タイトル
- 本文
- テーマ選定
それぞれを詳しくみていきます。
●WEBライティング必須項目その1:タイトル
必須項目の一つ目はタイトルです。
1番目にきていることからも想像できると思いますが、ノンセールスのWEBライティングで書く文章にはタイトルが付きます。
ブログ、メルマガを思い出してもらえばわかりやすいですね。
そしてそのタイトルこそ、ウェブでの集客の最重要ポイントとも言えるくらい大切な役割を担っています。
それは本文を読んでもらうためにはクリックしてもらわないとならないことです。
ウェブを閲覧しているユーザーが、我々の書いたブログやメルマガの本文をいきなり目にすることはあり得ません。
必ずタイトル一覧などを見て、「この記事を読んでみよう」と思ってもらうことで初めて閲覧してもらえるのです。
その意味でタイトルは大変重要な役割を担っているのです。
●WEBライティング必須項目その2:本文
次に本文です。
WEBライティングは、集客を始めとしたビジネス利用のためのライティングテクニックだとお伝えしました。
つまりその集客などの成果を実現させるために、自社サイトで何らかの情報を伝えるために本文を書くわけです。
そして、この本文の出来の差が、ビジネスの成果の差になっていくことになるのはもうご存知の通りです。
なお、タイトルと本文のライティングテクニックについては、後ほどじっくり解説します。
●WEBライティング必須項目その3:テーマ選定
そして最後がテーマ選定です。
ノンセールス系のWEBライティングで書く文章は、継続して配信していくことが大半です。
つまり次々と記事を書いていく必要があるのです。
ということは新しいテーマを見つけなければならないわけです。
ブロブやメルマガでよくあるのが、開始当初はネタに困らず次々に発信できていたのに、半年もするとネタが尽きて書くことがなくなってしまうというパターンです。
また追い討ちをかけるかのように、アクセスや読者登録も増えず、やり続ける意欲がなくなり、いつしか更新を止めてしまうのです。
私もこういった経験を何度もしました。
そこで記事のネタに困らないように、「どんなテーマで発信していけばいいのか」を常に用意しておくのです。
ここで意外と手軽にできるテーマ選定法を一つ紹介しておきます。
それは「誰かに質問する」ことです。
できるだけ自社のブログやメルマガにマッチしそうな情報を知らない人に聞いてみてください。
その質問の答えがそのまま記事テーマになりますから。
文書を書く人に多く専門情報がある場合、それが仇となってブログやメルマガユーザーは「何を知らないのか」がわからなくなるのです。
そのため、素人さんの疑問をテーマにさせてもらうわけです。
WEBライティングテクニックの解説
では具体的なライティングテクニックを解説していきます。
ここでもノンセールス系の文章を取り上げ、タイトルと本文の書き方のコツを紹介します。
●WEBライティングテクニック〔タイトルの書き方〕
<タイトルを書くときのポイント>
タイトルは先に紹介した通り、WEBライティングでも最重要項目です。
その最も大切なポイントが「クリックされる」ことです。
ブログやメルマガは、まずタイトルを見てもらった後に本文ページに移動してもらうことになります。
つまりいくら素晴らしい文章を書いても、そもそもタイトルをクリックしてもらえなければ、本文を読んでもらえる可能性はゼロなのです。
極論ですが、タイトルを書くことを頑張った方が、閲覧数を伸ばせると言っても間違いではないくらいです。
タイトルは本文に進んでもらうことが重要な役割ですから、その点だけは忘れないようにしてください。
<タイトルの文字数は?>
そして文字数にも制限があります。
およそ20〜30文字くらいです。
この数値は配信するメディアにもよるため、あえてアバウトにしています。
例えばSEO対策用の記事の場合を見てみます。
上記は「中古車 売却」でGoogle検索をした結果のPC画面です。
青文字で大きめに表示されている文字列がページのタイトルです。
そしてこの図にある2番目のタイトルの文字数を数えてみたところ、途中のハイフンを一文字と数えれば32文字でした。
次にスマホでの検索画面を見てみます。
こちらはPC画面より文字数が多くなっています。
ただし2行になっているので、見ている側からするとこれ以上文字数が多くなると、わかりにくくなる印象が強くなりそうです。
このようにユーザーの気持ちになってタイトルを考えることも大切と言えそうです。
<タイトルを考える時のコツ>
WEBライティングの肝であるタイトルを書くコツは、キャッチコピーを作る感覚で作成することです。
先ほど、タイトルはクリックしてもらうことが大切な役割であると説明しました。
そのために、まずはユーザーの目に止まることが必要です。
この目に止まる、つまりキャッチーなフレーズにすることがタイトル作成のコツです。
では例で見てみましょう。
いいタイトルと悪いタイトルの例
悪いタイトル
WEBライティングについての情報を詳細に解説
いいタイトル
初心者が知っておくべきWEBライティングの5つのポイント
初めは難しく感じるかもしれません。
ただ大切なのは、初めから完璧なキャッチフレーズを作ろうとしないことです。
まずは他のタイトルを観察するなどして、いいと感じるタイトルとそうでないタイトルの違いを知り、少しずつクリックされるタイトルを作れるようになっていってください。
●WEBライティングテクニック〔本文の書き方〕
<本文を書く時のポイント>
本文は選定したテーマについての情報を記載していきますが、自身のブログやメルマガで発信する文章には、それほど凝った表現方法は必要ないと考えています。
もし今から表現方法や豊富な語彙を獲得しようとすると、かなりの時間と労力がかかります。
しかも書いた文章の表現が素晴らしいからといって、それが直接売上に結びつくことは限りません。
なぜならウェブメディアを見ているユーザーの大半は、素晴らしい表現の文章を求めているわけではないからです。
そのためビジネス利用のWEBライティングでは、一般的な文章が書けるくらいのスキルで構わないというのが私の持論です。
では本文を書くためのWEBライティングテクニックを紹介していきますが、そのときに大切なキーワードが「ユーザー視点」です。
<どのメディアに掲載するのかを意識する>
意外だったのですが、どのメディアに掲載するかをあまり意識していない方がおられます。
しかしそれではユーザーに響く文章を書くことが難しくなります。
そのため、どのメディア用の文書を書くのかを意識しながらライティングをしてください。
<どんな端末で読まれるかを考慮しておく>
スマホやPCなど、どんな端末で読まれるのかを想定することも大切です。
PCとスマホでは画面の横幅が違いますし、一度に表示できる行数も違います。
ユーザーフレンドリーの観点からも、ユーザーの立場に立った文章を書くことを心がけてください。
<文章自体を簡潔にする>
あまり句読点が出てこない文章は、ウェブメディアには向いていません。
例で見てみましょう。
上記は同じ内容の文章ですが、比べてみると一目瞭然です。
例の2つ目の文章は改行がなかなか出てこないため、スマホやPCの画面ではとても読みづらい印象を受けますね。
ただ、最初から文章を簡潔に書くことが難しいと感じる方は、校正の段階で修正すればいいのだけなので、あまり深く考えて書かなくてもいいと思います。
自分もどちらかというと文書を長く書き続けてしまう方なのですが、修正の段階でかなり細かく文章を区切るように修正しています。
WEBライティングテクニックといってもそれほど堅苦しく考えずに、自分でやり易い書き方で進めてもらっていいと思います。
<見た目の読みやすさを意識する>
簡潔に書くことにも通じるのですが、パッと見て読みやすく感じるような印象にすることも大切です。
例で示してみます。
こちらはGmailで同じ文書の改行を変えてみた例です。
メールをテキストで送受信した場合には、適度な行間に設定することがでません。
これはLINEでも言えることですが、このような場合には1行を短く区切っていくことや、一つの文章ごとに空改行を入れることで、見た目の読みやすさを作ることができます。
是非取り入れてみてください。
<難しい言葉を避ける>
専門的な情報を書こうとすると、どうしても避けられないのが難しい言葉や表現、それと専門用語です。
ユーザーにとって難しい言葉を理解しながら読むことはかなりの負担がかかります。
そのため、同じことを表す簡単な言葉があれば、そちらを使う方がWEBライティング的に見てもいい文章になります。
<見出しで分ける>
多くの情報をつたえるにはどうしても長い文章になってしまいます。
しかし文章が長くなればなるほど、読んでいるユーザー側もつらくなりやすいですね。
その上、何が書かれているかを覚えていくことも難しくなるため、段落ごとや記事内の内容のキリの良いところで見出しをつけて、要点ごとに文章を分けていきます。
これは次に説明する構造化と呼ばれる、伝わりやすく文章を整理することにもつながりますから、取り入れて欲しいテクニックの一つです。
<構造化する>
構造化とは、文章全体を分かりやすく整理することを言います。
以下は見出しをつけて行う構造化の例です。
第1部 WEBライティングのテクニック
第1章 WEBライティングテクニック〔タイトルの書き方〕
第1節 タイトルを書くときのポイント
第2節 タイトルの文字数は?
第3節 タイトルを考える時のコツ
第2章 WEBライティングテクニック〔本文の書き方〕
第1節 どのメディア、端末で読まれるかを想定する
第2節 文章自体を簡潔にする
第3節 難しい言葉を避ける
この記事のWEBライティングテクニックのパートを構造化で示してみました。
このようにまとめることでどういった文章なのか、一目でわかりようになります。
イメージとしては書籍の目次ですね。
あとはこの見出しの内容を記載していくことで、構造化された文章が出来上がります。
また構造化を本文を書く前に行うことで、自分が書こうとしてる文章の成り立ちが一目でわかりますから、途中で書いている主旨が変わってしまうなどの失敗を防ぐ効果もあります。
<目次をつける>
構造化する時の手助けにもなりますが、記事に目次をつけるのも効果的です。
目次の作成法としては、すでに構造化を考えたときに、見出しの順番を決めているはずですから、その見出しを目次として並べだけもいいですね。
ユーザーは全ての文章を読もうとしているとは限りません。
目的の箇所だけの情報を求めていることもあります。
そのため見出しをまとめただけであったとしても、目次を掲載しておくことはユーザー視点を実現していることになるわけです。
<文章だけに頼らない>
ここまでを読んでいただければお分かりだと思いますが、伝えたいことが全て文章だけでわかりやすく伝えられない場合もあります。
そんなときには、無理に文章だけで終わらずに、図や表、写真などを用いてみるのも一つの方法です。
●伝わりやすい本文にするための構成パターン
本文のライティングテクニックの最後に、文章の書き進め方・組み立て方のパターンを2つ紹介します。
伝わりやすい文章の組み立て方(構成)
- SDS法
- PREP法
これらの組み立て方、つまり構成パターンは、プレゼンやニュースなど、できるだけ聞き手や読み手にスムーズに物事を伝えたいときにも用いられています。
<SDS法>
SDS法とは、「Summary・Details・Summary」で示された3つのパートで本文を組み立てる方法です。
名前はそれぞれの単語の頭文字を並べたもので、シンプルですがとても伝わりやすい本文の構成パターンです。
- Summary(その文章の要約)
- Details(詳細の解説)
- Summary(まとめ)
この順に構成すれば、書いている内容がより理解してもらいやすくなります。
例:WEBライティングテクニックの本文構成について
・Summary(その文章の要約)
WEBライティングテクニックの本文パターンを2つ紹介します。
・Details(詳細の解説)
それは「SDS法」と「PREP法」です。
それぞれを詳しく解説すると・・・
・Summary(まとめ)
今回は伝わりやすい本文構成のパターンとして「SDS法」と「PREP法」の2つを紹介しました。
<PREP法>
PREP法とは、「Point・Reason・Example・Point」の4つのパートで組み立てる本文の構成パターンです。
名前はそれぞれの単語の頭文字を並べたものです。
- Point(言いたいことや主張テーマ、結論)
- Reason(ポイントが成立する理由)
- Example(事例や具体例でPointを解説)
- Point(まとめとして初めのPointを繰り返す)
この構成パターンの特徴は、伝えたい内容や結論が成り立つ理由を説明することで、一つの事柄をより重点的に伝える場合に適していることです。
例:WEBライティングテクニックの本文構成について
・Point(言いたいことや主張テーマ、結論)
WEBライティングのスキルアップには本文の構成パターンを知ることが効果的です。
・Reason(ポイントが成立する理由)
それは短時間で伝わりやすい文章を書くことができるからです。
・Example(事例や具体例でPointを解説)
以前に書いた文章とここで紹介した構成パターンを学んだ上で書いた文章を比べた時に、その違いがはっきりとわかりました。
・Point(まとめとして初めのPointを繰り返す)
なので本文の構成パターンを知ることが効果的なのです。
●テーマ選定3つのポイント
WEBライティングテクニックの最後はテーマ選定です。
今回は3つのポイントを紹介します。
WEBライティングでのテーマ選定3つのポイント
- 何を伝えるための文章なのかをはっきりさせる
- 読み手の理解度を考慮する
- コンテンツを提供するという意識を持つ
<何を伝えるための文章なのかをはっきりさせる>
伝えたいことは頭の中には浮かんでいたはずなのに、実際に文章を書いていくうちに何を書きたかったのかわからなくなってきた、といった経験をされたことがあるのではないでしょうか?
それはその文章で何を伝えようとしていたか把握できていないから起こるのです。
その上、文章だけでは自分の伝えたいことを全て表すことが難しいこともお分かりだと思います。
そういったことも考慮すると、伝えたいことが何なのかを文章を書く前にしっかりと把握しておくことで、無駄に時間を使ったり、相手に誤解を与えてしまう文章になったりせずに、意図したことを伝えやすくできます。
<読み手の理解度を考慮する>
専門用語をあまり使わないようにしましょう!
こういったテクニックを聞かれたことがあると思います。
それは伝わらない文章にしないための工夫から導き出されたテクニックですから、多くの方が発信をしていたからでしょう。
もしユーザーがその専門用語の意味を知らない場合、何の説明もしないままだと内容を理解してもえないでしょう。
もしくは読むこと自体をやめてしまうかもしれません。
それではせっかく書いた文章が何の働きもしないまま終わってしまいます。
専門用語は確かに便利なのですが、使う場合はユーザーが理解できるように簡単に解説をするなどの工夫をすることが大切です。
<コンテンツを提供するという意識を持つ>
ノンセールス文はコンテンツを配信するという意識を持ってください。
しかしコンテンツを作るといっても、それほど大げさに考えなくてもいいと思います。
例えば「常に最新情報を配信することが有益なコンテンツ作成だ」と決めてしまうと長続きしません。
コンテンツというのは受け手に何らかのメリットを提供できるものをいいます。
つまり常に最新情報を受け取ることがメリットの方には、そうしたコンテンツを配信する必要がありますが、全員がそんな方とは限りません。
そのためユーザーの視点に立って、「どういったコンテンツを提供すればメリットを受け取ってもらえるのか」を考えることがコンテンツ制作の最大のポイントです。
良い文書と悪い文章の違いは?
では最後に、WEBライティング的な視点で、良い文章と悪い文章の違いを確認しておきます。
これは考え方によっていろいろな捉え方ができてしまうため、まず始めに「どんな基準で良い悪いを判断するか」を決める必要があります。
そしてビジネス利用の文章の場合、「ビジネスの成果に結びついた文章」が良い文章だとするのが一般的です。
言い方を変えると、素晴らしいと思える文章が必ずしも良い文章とは限らないのです。
WEBライティングで書いた文章は読まれたら終わりではありません。
読んでもらってからが始まりです。
まずは我々のことを知ってもらい、そして売上に貢献していただき、利益を出させてもらう。
そうでなくては我々は事業が継続できません。
だからと言ってセールス文ばかりを発信してもユーザーは離れていくでしょう。
そのためには、自社のブログやメルマガから最終の成果である利益につなげて行くための仕組みが必要になります。
この仕組みを考え、構築していくことをマーケティングを行うと言います。
つまりWEBライティングで書く文章というのは、事業を支える根幹部分でもあるのです。
だからこそ、そう簡単には進まないのです。
ビジネスの本質は利益追及にあります。
そしてセールス文の場合、販売や申し込みにつながるかどうかで判断することができます。
つまり販売数や申し込み数が多い文章が良い文章と言えます。
しかしノンセールス文は成果が直接反映されないことが大半です。
ですからブログのアクセスアップやメルマガの購読数を増やすなどを目安にするのです。
つまりアクセスアップが果たせた文章は成果につながる可能性が増えたので良い文章だと仮定するのです。
こういった考えをもとにノンセールス文を間接的に貢献できるるようにしていくのです。
どうかこの視点は忘れないようにしてください。
まとめ
この記事では、WEBライティングとは何かについて以下の項目を解説してきました。
- 通常のライティングとの違い
- ウェブメディアの特徴
- ノンセールスライティング
- WEBライティングを支える3つの柱
- タイトルのつけ方
- 本文のライティングテクニック
- 伝わりやすさを上げるための構成パターン
- WEBライティングで書いた文章の良し悪しを見極めるポイント
どうかこの記事に掲載しているテクニックを活用して、WEBライティング的に良い文書を書くことで、会社の利益に貢献してください。
実は多くの方は、ここに掲載してきたテクニックを知らないのです。
言い換えれば、知っている方のアドバンテージが発揮しやすい状況とも言えるのです。
では売上アップや集客増が実現することを願っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。