第31回 成功しなかったマーケティングの条件とは?
※お知らせ※
この講座を受講してもらった後は、
具体的にどこを頑張れば集客アップに繋がるかを
理解していただけます。
今回はマーケティングの失敗事例です。
多くのマーケティング施策は
上手くいかないのですが、
ではどうすれば成功するのかを
失敗事例から考えてみます。
迎客デザイン研究所の酒井です。
31回目の物語の力で一歩先行くWEBマーケティング講座は、
「成功しなかったマーケティングの条件とは?」
と題してお送りします。
これは私が実際に実行したプロモーションの話です。
守秘義務もあるため、細かなことや
取り扱い商品は異なるものでお伝えします。
昨年2016年の初夏でした。
ビジネスプランの立て方をレクチャーする
教育コンテンツの販売プロモーションです。
その年の初めに大きく成果を出せたこともあって、
多面展開をすることになりました。
すでに軌道に乗っている広告以外の
アイデアを出さないといけません。
自分で思いつく事は大概やり尽くしていたため、
他社さんの事例を参考にしてみることにしました。
そんなある日のこと。
占いサイトで面白いプロモーションを見かけました。
そのサイトは有料サービスの前段階として、
無料の占いを提供していたのですが、
その方法がネットならではのモノでした。
そこでは、画面に出てくる質問に答えるだけで、
運勢を占ってくれるゲームのような体験です。
興味本位もあり結構真面目にやってみると、
かなり正確に自分の行動パターンを言い当てられました。
さすがに有料サービスまでは受けませんでしたが、
このプロモーションを参考にしようと思い立ちます。
そしてビジネスプランの作成時に必要とされる
基本的なことをクイズとして出そうと考えました。
点数制にして、ランクを発表するスタイルにしました。
周りからも
「まあ面白いんじゃないですか」
といった行為的な意見が出ています。
毛色の違う広告になると自身が
みなぎってきた私をあざ笑うかのような結果が。
他の実績のあるプロモーションから比べて
10分の1の効果しか出ませんでした。
完全な赤字です。
「あらぁ?」
「何で?」
「おかしいなぁ」
こんなフレーズが頭の中で回っています。
まさに企画倒れでした。
ビジネスプラン作成ノウハウに興味を持ちそうな方は、
こういったゲーム感覚のプロモーションには
あまり反応されないのでしょう。
それが分かった事は収穫でした。
ここから私が得た教訓は、
「欲しいと思われないものは反応されない」
という、ごく当たり前の事でした。
この例で言えば、クイズでビジネスプラン作成の
レクチャーをしてもらいたといは思われていなかった事が
失敗の理由だと考えています。
よくアイデアを思いつく方にありがちな傾向ですが、
「これは良い」と思っていても大半のアイデアは
成果に結びつきません。
そしてそれを確かめる方法は、
実際にやってみる以外にありません。
私でいうと周りからはまあまあの反響だったのですが、
それは鵜呑みにしてはいけないのです。
客観的な視点で見る。
アドバイスをさせて頂く立場の私としても、
常にこの事を意識しています。
ではまた。
Podcast: Play in new window | Download
Subscribe: RSS